先日、NBA選手のコービー・ブライアントが事故の為亡くなりました。
今回の記事は亡くなった事を知ってから書くかどうかためらっていたのですが、自分の中で気持ちの整理がついたので書き込んでいきたいと思います。
まず、記事を書き込む前に、亡くなったコービーと娘のジアナさんのご冥福をお祈りいたします。
自分は中学生の頃からNBAを観戦しており、マイケル・ジョーダンが初優勝をした時にテレビ放送をしていたのが見るきっかけとなりました。(当時バスケ部所属)
その後、BS放送が見れるようになり、夜9時頃の全米のスポーツニュース(当時青島健太さんが司会)で放送のある時はほぼ毎回のようにNBAのハイライトだけ見ていました。
その後、試合の放送も見るようになっていたのですが、突如として現れた高卒ルーキーでのNBA選手。
なんとなく生意気そうで、自信過剰気味な感じ。
あまり好きなタイプでなく、ケチョンケチョンにされればいいのにぐらいに思っていたのを思い出します。
それが様々な結果を残し、最終的には信じられない結果を残し、レジェンド選手まで成長していく事になります。
基本的にアンチだったのですが、今回の事故のニュースを見て、初めは「嘘だろ?」とか「なんかの冗談で、どっきり的な企画だろ?」とか思っていました。
しかし、ツイッターや海外のニュース記事を確認していくうちに、自分の血の気が引いていくのが分かりました・・・。
その後、「嘘だろ?」と言葉に出るぐらいなぜか喪失感にかられ、一瞬なんなんだこの感情は?と思ってしまいました。
おそらく、NBA選手を引退し、このような不慮の事故で亡くなったスーパースターがいなかったのが第一だと思います。
※自分が覚えている事ではドラゼン・ペトロビッチの事故 レジー・ルイスの心臓麻痺よりきつい出来事となってしまいました。
他の方も思うでしょうが、なぜコービー?なぜこのタイミング?という思いがよぎります。
(レブロン・ジェームスがコービーの通算得点記録を塗り替えた時期)
コービーじゃなかったら良かったという訳ではないのですが、誰にでも不慮の事故は起こってしまうという事を改めて感じました。
事故後ネットでコービーの特集やハイライト映像等が流されたりしていますが、ほとんどの映像が見た事のある映像で、これはいつの時期の試合の物とか、この時はこうだったとかいろいろ頭の中で記憶が蘇ります。
自分の中でここまで思い出す選手は、そうそういないかもしれません。
アンチなのに思い出すの?と思われるかもしれませんが、レイカーズを倒せ!いやあいつを(コービーを)倒せ!とアンチながら思っており、それを覆された試合が多いからこそハイライトに出されているのかもしれません。
個人的に一番好きなのは、パウ・ガソルとのコンビでピックを仕掛けるパウがアイコンタクトで俺は左にいるが右に行けとコンタクトを取ってコービーが右側に行き、ディフェンスに囲まれた所でパウにパスを出し、パウがパスを受け、バスケットカウントを取り吠えていたプレーが心に残っています。
※得点ではなくアシスト。基本アンチなのですが、パウとのコンビはなぜか好きだったように思います。
次に好きなのは、カンファレンスファイナルのブレイザーズ戦で勝負を決定づけた、シャックへのアリウープですね。
※なぜかこれもアシストですね。
他にも心にのこっているシーンはあります。
数々のブザービーター・勝負を決定づけた後の喜び方。
なぜか脳裏に焼き付いています。
アンチなのになぜなんでしょうね・・・。
ジョーダンのいるシカゴが強すぎて、ジョーダンを倒す選手を求めていたのと似ているのかもしれません。
コービーモデルのシューズやグッズなんかは一つも持っていません。
亡くなってからこういう気持ちになった選手というのは本当に珍しいと思います。
引退後の家族を大事にしているコービー。
娘の試合を見守るコービー。
もしかしたらレイカーズのフロント入りをしていたかもしれないコービー。
それも今後見れないのですね・・・。
今のNBA選手にも多大な影響を与えていたであろうコービー。
亡くなった後の試合では追悼の意を込めた8秒24秒バイオレーションの実施や、8番24番の背番号を変える選手がいたりだとか、様々な事が行われました。
ただ、それだけなのに、涙が出そうになるぐらい感情があふれてしまいました。
心のどこかでは憧れや尊敬があったのでしょう。
NBAのロゴをコービーのフェイダウェイに変えようという試みもったようですが、それは却下されたようです。(こんな感じみたいです)
個人的にはロゴ変更も良かったと思います。
(大人の事情ですぐには無理でしょうが、今後の変更に期待します)
ロゴじゃなくても良いので、何か人々の心に響く物があれば良いのですが、アメリカらしい何かを考えてくれる事を望みます。
文章が上手くまとまっていないとは思いますが、今回は以上とさせていただきます。
長々とお読みいただきありがとうございました。